仮想通貨トレーダーの女性はまだマイノリティではあるが、新たな調査によると仮想通貨に関心を持つ女性の数は急速に増えているようだ。特に若い女性は仮想通貨に対して抵抗が少ないようだ。
仮想通貨に関心のある女性は急速に増加
London Block Exchange(LBX、ロンドン・ブロック・エクスチェンジ)は、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)、イーサリアムクラシック(Ethereum Classic/ETC)、ビットコインコア(Bitcoin Core)、イーサリアム(Ethereum/ETH)、ライトコイン(Litecoin/LTC)などの多種の仮想通貨に対してGBPペアリングを提供するイギリスの仮想通貨取引所である。LBXはロンドンのCanary Wharf(カナリーワーフ)商業地区を拠点する会社で、英国のFinancial Conduct Authority(金融執行機関)に登録されており、電子ウォレットサービスも提供している。
LBXによる調査のデータによると過去6カ月間で仮想通貨投資に関心のある女性の数は2倍になったようだ。仮想通貨投資をしようと考えている女性は2017年末に約6%しかいなかったが、現在では約13%、つまり8人に1人の割合にまで増えた。また特にこの傾向はミレニアム世代に顕著なようである。ミレニアム世代の女性は20%つまり5人に1人が投資に興味を示しているというのだ。
LBXのシニア・ビジネス・アナリストAgnes de Roeyer(アグネス・ドゥ・ロイヤー)氏はCity A.Mで以下のように語った。 「世間では未だに仮想通貨投資は男性のものだと誤解されているが、我々の取引所ではここ数ヶ月で何百人もの女性が取引を開始した。また、独創的なアイデアや広い知識を持ち仮想通貨業界をリードしているトレーダーには女性も多い。」
男性仮想通貨投資家の特徴
LBXの調査では仮想通貨トレードにおける態度に関して、男性と女性で明らかな差があることが明らかになった。まず、仮想通貨投資に関心を持つ男性の数は過去6ヶ月間であまり変化がなかった。また、FOMO(流行に取り残されないかと不安に思うこと)に悩まされる女性の割合は男性に比べて50%も少ないことが明らかになった。さらに、女性は投資する前に友人や家族に相談するが、男性は独断で投資に関する決断をするということも判明した。
5月にnews.Bitcoin.comでは、ソーシャル・インベストメント・ネットワークやマルチアセット・ブローカエッジ、Etoroを利用して、仮想通貨を取引する人々の統計分析結果について報告しました。このようなサービスを利用する人々の男女比は、男性:91.5%、女性:8.5%であった。このような男女比の偏りには様々な理由が考えられるが、仮想通貨が注目を浴びているのは特にテクノロジーや金融業界でのことであり、これらの業界は男性が圧倒的多数を占めることが主な原因でないかと考えれらている。
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