タイの人気為替チェーンSuperrich社は、仮想通貨サービスを追加

タイの人気為替チェーンSuperrich社は、仮想通貨サービスを追加

Superrich International Exchangeは、タイの人気外国為替チェーンだ。同社は旅行者向けに32種類の法定通貨と仮想通貨を交換できるサービスを開始する計画を明らかにした。支店はすでに、タイ国内には49箇所があり、カンボジアには1箇所、英国には1箇所に存在し、ラオスでは規制当局と会議を重ねており、事業を展開する予定だ。

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Superrich社、仮想通貨業界進出

地元メディアによるとSuperrich International Exchange Co.は、仮想通貨業界に進出する計画を発表したそうだ。

同社は1965年から事業を展開してきた会社で、「タイ国内に49箇所、海外に2箇所の支店をおく最高の通過交換所」と自称している。実際、支店はバンコクに43箇所、タイの他の地域に6箇所、カンボジアに1箇所、英国には1箇所存在する。さらに、Bankok Post誌では、同社がラオス政府と交渉中で、同国内でも事業展開する予定だと考えられている。

Superrich社の社長Piya Tantivachayanon氏は以下のように語ったようだ。「我々は海外からの旅行者向けに仮想通貨取引所を開始する予定だ。また電子ウォレットサービスも提供し、この業界の技術発展に貢献するつもりである。我が社の計画に、マレーシア、英国、ラオスなどの多くの企業が関心を示している。」

Piya Tantivachayanon氏によると、Superrich社は「他の通貨取引所と競合できるような計画をたてている最中」だという。またRyt9が公開した内容によると、今年中には仮想通貨取引所を開設する計画のようだ。

規制当局からの認可待ち

Superrich社は仮想通貨取引・ウォレットサービスとを提供する計画をほとんど完成させており、タイ証券取引委員会(SEC、Securities and Exchange Commision)と交渉を続けているそうだ。タイでは仮想通貨に関する規制が5月14日から施行され、仮想通貨規制を担うのはSECだと定められた。当局は同社からの申請について精査しているところだそうだ。

またBankok Post誌によると、SECからの承認に加えて、タイ銀行からの承認についても待機中の状態にあるそうだ。仮想通貨事業を行おうとしている他の企業とはことなり、同社は中央銀行管轄下で金融機関として機能してきたという歴史がある。このように、同社はいわばタイ国内では新種の企業で、現在の申請が承認されればタイ初の「外国為替向けの仮想通貨取引所」となる。「Superrich社の社長はオルタナティブ投資市場に上場しようとしている。その方が利益をあげられう可能性が高いからだ。」とも報道されている。

E-finance Thai誌によると、タイ銀行が金融機関向けに仮想通貨ビジネスの運営についての規制を発表すれば、Superrich社はすぐにでも仮想通貨ビジネスを運営し、タイのSECが承認した範囲での仮想通貨取引事業を行うことができるようになるそうだ。

[Bitcoin.com からの翻訳]

画像提供:pixabay

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