Siacoin(シアコイン)とは?仮想通貨初心者のための入門編-基礎知識

Siacoin(シアコイン)とは?仮想通貨初心者のための入門編-基礎知識

 

Siacoin(シアコイン)は、ブロックチェーンを利用した分散型クラウドストレージサービスで使用される仮想通貨です。サービス自体の名称は「Sia(シア)」です。

個人の持つパソコンのストレージ(データを保存する場所)の空き容量を他人に貸し出し、その対価としてSiacoinを受け取ることができ、利用者は従来のクラウドサービス(インターネット上にデータを保存したりするネットワークサービ)よりも低コストで利用できるメリットがあります。

現在使われているクラウドサービスが飽和状態になり始めてしまったため,ブロックチェーン技術を応用して個人のパソコンの空き容量を有効活用するために開発されました。

通貨単位は「SC」で表記されます。

 

 

 
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Siacoin(シアコイン)の特徴

Sia(シア)は、個人が所有しているストレージの中で使用されていない空き容量を有効活用するという目的で開発されました。

 

ブロックチェーン上の分散型市場

Sia(シア)はブロックチェーンを使用することで、ストレージを貸す側がビジネスを競争する分散ストレージ市場を作り出します。これにより低価格が実現します。
また、データはブロックチェーン上に保存されるため、セキュリティやプライベートが守られます。ブロックチェーンの生成が必要なため、マイニング報酬も存在します。

借りる側は、SC(シアコイン)で支払います。

 

オープンソースでの開発

Siacoin(シアコイン)はオープンソースで開発が行われています。誰でもコードを見ることが出来、一般の開発者でも参加しやすい環境です。Siacoin(シアコイン)の開発やアップロードに参加して報酬を得ることもできます。

 

安全で低価格なクラウドサービス

GoogleやDropboxなどのクラウドサービスでは、預かったデータをデータセンターという大きな一つの施設に集めて管理しているため,ハッカー対策やバックアップのためのコストが高くなってしまっています。

Sia(シア)は世界中の人々がデータを分散して保管しているため、分散させるためのコストが不要でその分安くなり、従来のクラウドサービスの10分の1という価格を実現しています。

クラウド容量1TB/月あたりの金額

Siacoin:2ドル
AmazonS3:23ドル
GoogleCloud:20ドル

また、データは暗号化されて保管されるため、情報漏洩の心配もありません。

 

データの秘匿性が高い

Sia(シア)は1つのサーバーにデータを保管するのではなく、ブロックチェーン上のネットワークでデータを暗号化、分散管理します。

管理されている自分のデータは、暗号化キーを持つ自分以外アクセスすることができないため、他人のパソコンにデータが入ってても保存したデータを見ることが出来るのは自分だけです。

暗号化キーを持たない第三者やハッカーからは、一切データを見ることが出来ないようになっています。もしハッキングしようとしても複数の端末にデータが分散されているため、ハッカーに狙われるリスクが減少します。

従来の企業が提供しているクラウドサービスは、運営会社は利用者が保存したデータを見ることができるため、利用者のプライバシーが守られていないという問題や、ハッキングなどによる被害で利用者のデータが盗まれる危険もありました。

Sia(シア)はセキュリティ面が非常に高く検閲などの恐れもなく、ユーザーに最大限に配慮されているといえます。

 

最高水準の安定稼働率

Sia(シア)は世界中の数十のノードに小さなファイルを保存しています。これにより単一障害点がなくなるため、従来のクラウドサービスと比較して、最高水準の安定稼働時間を実現します。

 

Siacoin(シアコイン)についてサクッと知りたい方は、こちらの動画をどうぞ。

 

 

 

 

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