SBIはデリバティブプラットフォームの構築を計画、Huobi(フオビ)は韓国市場の30%を占有

SBIはデリバティブプラットフォームの構築を計画、Huobi(フオビ)は韓国市場の30%を占有

日本ではSBIグループがデリバティブプラットフォームの構築を計画しているという報道があった。また、韓国ではHuobi(フオビ)が業績をあげており、30%の仮想通貨市場シェアを達成する予定である。さらにタイのある仮想通貨取引所は4種類の仮想通貨についてATMサービスを開始すると発表した。

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SBIグループがデリバティブプラットフォームの構築を計画

SBIホールディングスの子会社であるSBIクリプト・インベストメント(SBI Crypto Investment)は、ノースカロライナ州のクリアマーケット(Clear Markets)の12%を取得したと日経が報じた。

買収価格は明らかにされていないが、日経では「約10億円(900万ドル)相当の価値がある」と推定している。

「デジタル通貨は他のタイプの資産よりも価格変動が激しいものの、投資リスクを軽減できる可能性のあるデリバティブ市場はまだまだ発達していない。SBIクリプトはこのような状況に直面し、機関投資家が仮想通貨デリバティブ取引をスムーズに行えるプラットフォームを構築したいと考えている。」

SBIホールディングスの仮想通貨部門であるSBIバーチャル・カレンシーズは、6月に限定公開していたVtradeサービスを一般公開した。同サービスでは、現在はリップル(Ripple/XRP)、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)、ビットコイン(Bitcoin/BTC)が扱えるようになっているが、近々イーサリアム(Ethereum/ETH)も追加される予定だ。

タイの多種仮想通貨対応ATM

Prachachat Turakij紙によると、タイの仮想通貨取引所Coin Asset(コインアセット)が728日と29日に開催されたハイブリッドサミットにて、仮想通貨ATMを発表したようだ。

CEOであるSivanus Yamdee氏の説明によると、このATMでは100バーツ(~3米ドル)以上のビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)、イーサリアム(Ethereum/ETH)、ライトコイン(Litecoin/LTC)を売買できるそうだ。また将来的には、顧客からの需要に応じて対応仮想通貨の種類は追加される予定である。引き出しに関してはタイの通貨バーツでも可能だ。ATMはタッチスクリーンで操作でき、トランザクションごとに領収書が発行される。

Coin Asset(コインアセット)社は、タイ証券取引委員会(Thai Securities and Exchange Commission)とのライセンス契約を申請していると報道されている。先週、申請は受理されたそうだ。

Huobi(フオビ)、韓国市場で30%のシェアを獲得予定

アジア経済ニュースによると、Huobi(フオビ)は韓国市場でのシェア拡大を積極的に進めているそうだ。この取引所は3月に取引プラットフォームを立ち上げた。

82日にソウルで開催されたHuobi Carnival 2018イベントでは、Huobi Korea(フオビ・コリア)の戦略企画部長であるKim Young-chul氏が同社の長期戦略を発表し、以下のように述べた。

「仮想通貨取引所の開設からわずか2ヶ月で会員数は20万人に急増した。この勢いで、来年には市場シェア30%を達成したいと考えている。」

さらに、同氏はHuobi Korea(フオビ・コリア)が仮想通貨取引所事業だけでなく、ブロックチェーン関連事業も行うことを明らかにした。どのためにも、積極的に有能な人材を募集しているという。2月には、最低年俸1億ウォン(88,596米ドル)で「Innovation Business Team Leader」というポジションにふさわしい人材を探していると発表していた。「このようなポリシーは今後も継続していく予定だ。この業界の有能な人材を雇用していきたい。」と同氏は詳述した。

[Bitcoin.com からの翻訳]

画像提供:pixabay

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