ビットコイン(Bitcoin/BTC)市場の変化

ビットコイン(Bitcoin/BTC)市場の変化

ビットコイン(Bitcoin/BTC)市場には最近、2つの主なトレンドがあり、それらが対称三角形を構成しているように捉えることができる。この記事の執筆時点ではビットコイン(Bitcoin/BTC)は2017年半ばから上昇のトレンドがあるように考えれられが、同時に201712月からは下降のトレンドがあるとも言える。昨年12月にはビットコイン(Bitcoin/BTC)価格は過去最高額を記録し、 $20,000米ドルであったが、今や$10,000米ドルにまで落ち込んでいるのである。多くのトレーダーはこの2つのトレンドで形成される三角形を解釈することでビットコイン(Bitcoin/BTC)の今後の価格変動を予測することができると考えているようだ。

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ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格の落ち着き

ここ数ヶ月間では、ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は減少しており、昨年12月の$20,000米ドルから先月の最高値$10,000米ドルまで右肩下がりの傾向を読み取ることができる。この記事の執筆時点では約$7,700米ドルを記録している。一方で昨年7~8月頃の約$1,800の月別最高値に着目し、現時点の価格と比較してみると右肩上がりの傾向を読み取ることができ、これら2本の直線で表されるトレンドから対称な三角形ができていると考えることができる。

ビットコイン(Bitcoin/BTC)は暴落するか高騰するか

トレーダーにとって、現在ビットコイン(Bitcoin/BTC)が見せているトレンドは判断が難しいようだ。ここ数週間ではビットコイン(Bitcoin/BTC)取引量が減少しているが、これはビットコイン(Bitcoin/BTC)保持者が市場の動向をみて、次にビットコイン(Bitcoin/BTC)が高騰する機会を狙って待っていることが原因だとも考えられる。

確率論的RSIを見ると、ビットコイン(Bitcoin/BTC)の動向はそれぞれのタイムフレームで異なる傾向を示しているようだ。1日、12時間、6時間、4時間、などの短いタイムフレームでは確率論的RSIが閾値である80を超えており、ビットコイン(Bitcoin/BTC)は需要が供給を上回っていると判断できる。一方で1週間や3日などのチャートでは確率論的RSIは閾値20を下回っており、需要が供給を下回っていると考えられる。

短期間での見通し

もしビットコイン(Bitcoin/BTC)市場で現在の対称三角形のトレンドが崩れるとしたら、ここ数週間取引量が少なくなっていたことに表れていたように、ビットコイン(Bitcoin/BTC)を保持していたトレーダーが取引を開始し、$9,000$10,000米ドルほどまで価格は上昇するのではないかと考えられている。またもし仮にビットコイン(Bitcoin/BTC)が長期的な上昇傾向を破るとしたら、今年で3度目に$6,000米ドルを下回るのではないかと予測されている。

ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)は$1,000米ドルをキープ

ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)市場の動向としては、最近では$1,000米ドル付近を上下しているが、5月中には30%も値上がりしてその後落ち着くなど、価格変動が激しかった。この記事の執筆時点ではビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)は $1,140米ドルを記録しているが、$1,200米ドルにまでは達していない。$1,200米ドルに達すれば、昨年11月の最高値と先月最高値の$1,800米ドルを結んだ直線を上回ることになり、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)の減少傾向は収束すると判断することができる。

ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)とビットコイン(Bitcoin/BTC)のチャートを比べると、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)市場では20181月以来、2番目の最高値を記録していることがわかる。またビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)は最近、価格変動が激しく、0.124BTCから0.15BTCまで20%以上も上昇した。本記事執筆時点では、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)は約0.148BTCで取引されている。

[Bitcoin.com からの翻訳]

画像提供:pixabay

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