5月19日、香港でCoingeek Conference(コインギーク・カンファレンス)が開催された後、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)マイナーが集まり、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)開発に必要な資金を調達しプロのプログラマーを雇用することに関して提案を行った。この資金はマイニングのブロック報酬の一部から捻出され、1~5%を開発者雇用のために回収するという提案がなされた。
ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)管理者幹部、マイナー、開発者が香港で会合
香港でCalvin Ayre(カルヴィン・アイレ)主催のCoingeek Conference(コインギーク・カンファレンス)という革新的なイベントの後、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)グループ幹部を含むビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)業界のメンバーと主要開発者が会合し、新たな提案について議論した。この会合にはBTC.topプール、Coingeek(コインギーク)、Viabtc(ヴィアBTC)などの代表者、Bitmain’s Antpool(ビットメイン・プール)のJihan Wu(イハン・ウ)とJiazhi Jiang(イハン・イアン)、Bitcoin.comプールのRoger Ver(ロジャー・ヴァー)ら、Bitcoin ABCのAmaury Séchet(アマウリ・セシェ)、Electron Cash(エレクトロン・キャッシュ)の創設者Jonald Fyookball(ジョナルド・フィックボール)、SBI BitsのJerry Chan(ジェリー・シャン)が参加した。
会合では、今後ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)がどのような方針のもとで開発されるのか、今後どのように資金調達を続けていくのか、などが論点となった。さらに、マイニング報酬を利用して資金調達を続けている他の仮想通貨についても議論の対象となった。また、資金の配分方法やマイナーが開発プロジェクトで投票する際の署名方法についても話し合われたようだ。OP_Code ‘Timelock’のような様々な概念が審議された。OP_Code ‘Timelock’は、ある一定のブロックサイズや一定の時間までコインの使用を制限するというスマートコントラクトの技術だ。
ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)マイナーは投票方法について議論
Bitcoin.comからの出席者によると、「実質どのマイニングプールの代表者も、マイナーが資金調達の方法についての今回の提案について、投票に参加することに対して賛成していた。投票方法は現在と同様の方法で行うようだ。75%の賛成票が得られれば、規定の割合でブロック報酬の一部が資金として回収されることになる。」ようだ。
前述の通り、現時点ではブロック報酬の1~5%で検討されているが、まだ確定したわけではない。ブロック報酬のうちわずかな割合を回収したとしてもかなりの資金を調達することができる。例えば、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)1コインあたりの価格が1,200ドルを上回る場合、1ヶ月のブロック報酬の1%を回収しただけでも約65万ドルにもなるのだ。
[Bitcoin.com からの翻訳]
画像提供:(pixabay)