Circle(サークル)、誰でも使える「購入」機能を追加

Circle(サークル)、誰でも使える「購入」機能を追加

Circle(サークル)は仮想通貨取引市場に参入直後のトレーダーに焦点を当てて、様々なコインに一度に投資できる新機能を導入した。この機能はインデックスファンドとは全く異なるもので、富裕層やプロ投資家だけではなく、投資初心者でも簡単に投資できるということに特に注目すべきであろう。

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Buy the Market」機能

Circle Internet Financial Ltdは、Goldman Sachs傘下の会社で、ボストンに本社を置く。今年初めにはPoloniex(ポロニエックス)を買収したことで有名になった。このCircle(サークル)だが、火曜日にBuy the Market」という新機能を追加したことを発表した。この機能を使うと、ユーザーは7種類のコイン、ビットコイン(Bitcoin/BTC)、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)、イーサリアム(Ethereum/ETH)、イーサリアムクラシック(Ethereum Classic/ETC)、ライトコイン(Litecoin/LTC)、ゼンキャッシュ(Zencash/ZEC)、モネロ(Monero/XMR)を一度に購入することができる。この機能はユーザーが簡単に利用できるように工夫が凝らされている。投資したいUSDの総金額を入力するだけで、自動的に各コインの時価総額に従って分配された金額が計算されるのだ。

このタイプの自動/受動管理投資ツールは、既存の仮想通貨インデックスファンドと似ている部分もある。しかし「Buy the Market」機能では、実際のファンドではなくワンクリックで多数のコインを一度に購入することができるのだ。また管理手数料は無料で、時価総額変更時の再調整は不要であり、1ドルから投資可能だ。

仮想通貨インデックスファンドより高性能?

Coinbase(コインベース)やBitwise(ビットワイズ)の仮想通貨インデックスファンドサービスと、Circle(サークル)の機能の相違点として最も注目すべきは、いわゆる公認投資家だけでなく、すべてのユーザーが利用できることだ。

アメリカでは、個人として投資家認定を受けるためには、主な住居以外に少なくとも1,000万ドルの純資産を持っているか、年収が20万ドル以上であることをSECに報告しなければならない。企業の場合は、総資産が5百万ドルを超えるか、銀行、保険会社、事業開発会社、投資会社のいずれかである必要がある。

Circle(サークル)のレイチェル・メイヤー(Rachel Mayer)は次のように述べている。「我が社の新サービスに類似の他の仮想通貨商品では、投資可能最低金額が高額で、しかも3%の管理手数料が必要となる。Circle(サークル)ではこのような問題点を解決し、一度に様々なコインに投資できるサービスを、手数料なしで誰でも利用できるようにした。」

先週Circle(サークル)は、中国企業Bitmain Technologies(ビットメイン・テクノロジーズ)による資金調達計画のシリーズE段階で11000万ドルを調達したと発表した。今や、このCircle(サークル)はこの資金を利用して、テザー(Tether)を改良したコインを発行するだけではなく、インデックスファンドに対抗するようなサービスまでも作り上げようとしているようだ。

[Bitcoin.com からの翻訳]

画像提供:pixabay

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