アルゼンチンの小規模銀行Bancco Masventas(バンコ・マステンタス)は今週、ビットコイン(Bitcoin/BTC)決済を開始すると発表した。Bancco Masventas(バンコ・マステンタス)はBitex(ビテックス)を提携しており、ビットコイン(Bitcoin/BTC)決済の開始により国際送金のコストが削減できると考えているようだ。
アルゼンチンの銀行がビットコイン(Bitcoin/BTC)国際決済サービスを開始
5月21日、ラテンアメリカの取引所Bitex(ビテックス)と小規模銀行Bancco Masventas(バンコ・マステンタス)が提携すると発表された。これにより、Bancco Masventas(バンコ・マステンタス)では仮想通貨による決済サービスが利用可能になる。この銀行は、アルゼンチンの中心部に拠点を置き、サルタ州周辺の個人や企業にサービスを提供している。Bancco Masventas(バンコ・マステンタス)のFacebookやMediumでの発表によると、ビットコイン(Bitcoin/BTC)決済サービスを提供するのは銀行としては史上初となるようだ。
Bitex(ビテックス)とBancco Masventas(バンコ・マステンタス)によると、「(仮想通貨取引では)国際送金に際して、国際銀行などの仲介者が存在しないため、国際送金にかかるコストを削減できる」ようだ。「今回のビットコイン(Bitcoin/BTC)決済開始により、決済にかかる時間を短縮し、送/受金が24時間いつでも可能になる」とも述べている。
アルゼンチンでは仮想通貨の日常的使用に前向き
Bancco Masventas(バンコ・マステンタス)利用客がビットコイン(Bitcoin/BTC)決済を使用する場合、口座担当者が取引手続きのサポートをしてくれるようだ。またすでに口座を所有している人に関してはほとんど手続きがいらないとBancco Masventas(バンコ・マステンタス)は発表している。また国際送金の手数料は3.00%+付加価値税となるようだ。
アルゼンチン政府関係者は、エクアドルなどの近隣諸国とは違って、ビットコイン(Bitcoin/BTC)などの仮想通貨の利用に対して前向きな姿勢を見せている。最近では、アルゼンチン共和国中央銀行(BCRA)は(ビットコイン(Bitcoin/BTC)のATMである)BTMの導入を承認したので、今年はBTMの普及が見込まれている。さらに昨年12月にはTim Draper(ティム・ドレイパー)はMauricio Marci (マウリシオ・マルシェ)大統領に対して、仮想通貨に投資すべきだと語った。デジタル資産支持者たちは、アルゼンチンに拠点を置くBancco Masventas(バンコ・マステンタス)が仮想通貨決済サービスを開始したことをうけて、ラテンアメリカの他の国々も同じような動きを見せるのではないかと推測している。
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