インドで、新たな仮想通貨取引所Koinexがサービスを開始した。
Koinexは手数料無料で23組の仮想通貨変換サービスを提供している。今週初め、インドの取引所Zebpayも仮想通貨取引を始めたが、取引できる仮想通貨の組み合わせは１組だけだった。
Koinexの仮想通貨間での変換
インドの仮想通取引所Koinexは先週、次のように発表した。
「仮想通貨間での変換サービスを我々が提供できることを嬉しく思う。我々のサービスは１～２組の通貨の組み合わせのみにとどまるつもりはない。現に今回15組の仮想通貨について変換サービスを開始した。これほど多くの組み合わせについてサービスを提供するのはインドの仮想通貨取引所で初めてである。また我々通貨変換は全て無料だという点でも特別である。」
その後、土曜日には８つの新たな仮想通貨の組み合わせについて、土曜日夜にはサービスを開始すると発表した。さらに、「売り手料金はINR市場で0.15%に変更された。現在購入手数料は0.15%に固定されている。」とKoinexは説明した。
預金に関しては、交換所は以下のように明らかにした。
「UPIやネットバンキングによるINR預金は現在決済窓口２で利用可能だ。預金手数料はUPIの場合、1.18%でネットバンキングの場合2%である。」
しかしながら、Koinexは「他の決済方法は全て中断されている。INRによる引き出しは現在一時的に停止している。」と述べた。
新たな23組の仮想通貨交換
Koinexではインドの法定通貨ルピーと19種類の仮想通貨を交換できる。Coinmarketcapによると、全取引可能通貨についての24時間あたりの取引総額は約550万ドルである。
仮想通貨同士の取引に関しては、23組あり、そのうち9組はBitcoin（ビットコイン）、6組はEthereum（イーサリアム）、8組はRipple（リップル）である。BitcoinやEthereumの組の交換サービスはすでに提供されており、Rippleの組の交換サービスは土曜日夜に開始する予定であるとKoinexは発表している。
「仮想通貨領域において初めて、KoinexはXPRによる取引市場を８つの通貨組み合わせについて提供しており、これは誇らしいことである。」
Bitcoinと交換可能な仮想通貨はイーサリアム(ETH)、ライトコイン (LTC)、トロン(TRX)、リップル (XRP)、オミセゴー(OMG)、ビットコインキャッシュ (BCH)、EOS (EOS)、ニュークレウスビジョン (NCASH)、リクエスト (REQ)である、とKoinexは発表している。
Ethereumと交換可能な仮想通貨は、Bitcoin、ビットコインキャッシュ (BCH)、トロン(TRX)、リップル (XRP)、EOS (EOS)、ニュークレウスビジョン (NCASH)である。
Rippleと交換可能な仮想通貨は、Bitcoin、ライトコイン (LTC)、トロン(TRX)、EOS (EOS)、オミセゴー(OMG)、ニュークレウスビジョン (NCASH)、リクエスト (REQ)、エタニティー(AE)、ゴレム(GNT)である。
インド中央銀行の法令を無視
インド最大の仮想通貨取引所Zebpayも仮想通貨間の交換サービスを先週開始した。ただし、BitcoinとEthereum間のみである。
KoinexによるとZepbayとKoinexが仮想通貨間交換サービスを開始したのは、インド中央銀行（RBI）が、国家の銀行や金融機関が「仮想通貨領域における」取引や「人または団体が仮想通貨取引をすることを促進するようなサービスを提供することを」禁止する、という法令を発表した後である。
またKoinexは次のように付け加えている。
『このようなサービスには取引所口座の保持、口座登録、決済、清算、仮想通貨に関するローンの付与、受け取りのための口座の保持、仮想通貨の購入/売買のための口座開設などが含まれる。』
Koinexはインド中央銀行が発表した法令により、金融サービスが停止する可能性があると警告している。この法令により、引き出しや預金の手続きを円滑に行えなくなる可能性があるようだ。
インド中央銀行はKali Digital Eco-Systemsに訴えられている。デリー高裁はKali Digital Eco-Systemsの告訴を承認し、中央銀行に通達した。他のカオス通貨取引所もコンソーシアムとして立ち向かうようだ。
[Bitcoin.com からの翻訳]
画像提供：Koinex,Pixabay
