マルタ証券取引所、セキュリティトークン専用の新プラットフォーム2つを開発

マルタ証券取引所、セキュリティトークン専用の新プラットフォーム2つを開発

マルタ証券取引所は、同グループの革新的なデジタル・フィンテック分野を担うMSXが、トレーディング・セキュリティー・トークン専用の新プラットフォーム2つを開発する予定であると発表した。Neufund(ニューファンド)はBinance(バイナンス)、OKMSXOkex(オーケックス)との提携により開発が実現した。

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Neufund(ニューファンド)

マルタ証券取引所とBinance(バイナンス)の子会社であるNeufund(ニューファンド)は、セキュリティトークン、特に株式トークンの包括的発行プラットフォームを目指しているようだ。このプラットフォーム上では、エクイティトークンの二次取引が可能で、流動性を担保した上で世界中の企業に合法的な資金調達方法を提供する。Founders BankBrille24UnitiMyswooopNext Big ThingBlockstateEmflux Motorsなど、7つの企業がすでに、このプラットフォーム上でEquity Token OfferingETO)を実施する計画を発表している。このプロジェクトのパイロットとして2018年下半期には、Neufund(ニューファンド)のプライマリ市場にトークン化された株式を公開することが予定されているそうだ。そしてこのトークンは規制や上場の承認に差し支えがなければBinance(バイナンス)や他の仮想通貨取引所でも取引可能になるようだ。

「我々はマルタ証券取引所とBinance(バイナンス)の提携を発表できることを非常に嬉しく思う。この提携により、Neufund(ニューファンド)上で発行された株式トークンに高い流動性をもたらすことができる。合法的にセキュリティトークンを発行・取引できるのは史上初のことだ。今後発表するパイロットプロジェクトにより我々は市場の反応を試し、最小限のリスクでプロジェクト全体を実現することが可能になる。」Neufund(ニューファンド)のCEOかつ共同設立者であるZoe Adamovicz氏はこのように述べている。

OKMSX

OKMSXOkex(オーケックス)のデジタル資産取引やセキュリティに関する専門知識、マルタ証券取引所の法的コンプライアンスや顧客に対するサービス提供についての経験の両方を以下して運営される予定だ。また、機関レベル並みのセキュリティ・トークン取引プラットフォームを目指しているようだ。またOkexとマルタ証券取引所はこの合弁事業であるOKMSX2018年第三四半期までに完成させるために努力を重ねているそうで、2019年第一四半期までにはこのサービスをマルタ以外の地域へも拡大する予定であると発表した。

「マルタはブロックチェーン技術の規制と合法的な仮想通貨やICOの産業を育成する役割を担っているとも言える。この合弁事業は効率的で安全で透明性の高いブロックチェーン取引環境を世界中の顧客に提供するという当社の貢献だけではなく、マルタ政府に対する信頼を示す機会にもなる。また、KOMSXはマルタの経済成長のマイルストーンにもなると考えている。」と、Okexの危機管理最高責任者と政府関係責任者であるTim Byunは述べている。

「今日ではマルタは、セキュリティトークンを合法的に導入するための事業拠点を提供することができている。またマルク証券取引所が世界的なブロックチェーン企業であるOkex(オーケックス)と提携関係を結べたことを誇りに思っている。将来、この提携関係が実を結ぶことを楽しみにしている。」金融サービス、デジタル経済とイノベーションを管轄するSilvio Schembri大臣はこのようにコメントした。

[Bitcoin.com からの翻訳]

画像提供:pixabay

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