CFDの市場利益が前年比284%に上昇、仮想通貨デリバティブへの関心の高まり

CFDの市場利益が前年比284%に上昇、仮想通貨デリバティブへの関心の高まり

 

デリバティブ取引プラットフォームを提供するPlus500は今年第1四半期に、前年比で284%も利益が伸びたことが明らかになった。この成長の主な要因は、仮想通貨のCFDに関する関心が高まっていることだと考えられている。

 

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2017年第1四半期比で3桁の上昇

 

火曜日に、CFDを提供するPlus500は、今年の第1四半期の決算を発表した。「2018年第1四半期の売上高は29730万で、2017年第1四半期に比べて、284%増となった。」このように述べた上で、さらに以下のように付け加えた。

 

「昨年、比較的激しい市場での競争を経て、我々の会社での仮想通貨CFDの提供への関心が高まった。そこで2018年第1四半期に新規顧客を多く獲得することができ、多くの取引が実行された。その結果、このような好調なスタートをきれたのだと考えられる。」

 

さらに、利息、税金、減価償却費および償却前の利益は、418%増の2億7730万ドルだった。

Plus500は個人ユーザーがCFD取引に参加するためのオンライン取引プラットフォームも提供している。このプラットフォーム利用すれば、株式、インデックス、コモディティ、オプション、上場投資信託(ETF)、仮想通貨、外国為替を含む様々な金融商品を、50カ国以上で取引することができる。

Plus500はイスラエルで設立され、英国、キプロス、オーストラリア、シンガポールに子会社を持つ。そしてさらにニュージーランドと南アフリカでも認可されたようだ。

Plus500では最大1対20のレバレッジで仮想通貨を取引することができる。同社ウェブサイトでは「2000ドルの資金調達を、最低100ドルから始めることができる。」という広告が表示されている。手数料無料でPlus500は「ビッドとアスクの差であるスプレッドによって得られる収益でサービスを提供している」ようだ。

 

静まりつつある刺激的な広告効果

 

Plus500は1月から好調な成長を続けていたものの、次のように発表している。

 

「ここ2ヶ月ほどで市場は以前よりも落ち着きを見せるようになってきた。したがって、我々は第1四半期のような例外的好業績が今後も続くとは考えていない。」

 

仮想通貨CFDを提供する企業はPlus500の他に、IG、IQ Option、Intertrader、Pepperstone、Cityindex、Gkfx、Xtbなどがある。IGは自社のCFD提供がもっとも盛んであり、世界中で取引を展開していると主張している。IGが提供するのはビットコイン、ビットコインキャッシュ、ビットコインゴールド、イーサリアム、リップル、ライトコインCDFなどである。

11月、英国金融庁(FCA)は個人投資家を対象としてCFDに関する警告を発表した。「仮想通貨(CFD)の個人投資家向けの販売は増え続けている。しかし、これらの商品は極めてリスクが高く、投機的な取引の対象となる商品である。」と当局は警告を発している。

 

[Bitcoin.com からの翻訳]


画像提供:Pixabay,Plus500


 

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