インド人女性投資家は男性に比べて2倍も仮想通貨投資に対して積極的

インド人女性投資家は男性に比べて2倍も仮想通貨投資に対して積極的

どのような地域でも仮想通貨投資に関しては、男性トレーダーが圧倒的多数を占めているが、インドでは女性が仮想通貨投資に費やす金額は男性の2倍にも及ぶようだ。さらに最新の調査ではインドの仮想通貨投資家の多くはデリー、ムンバイ、バンガロールのような大都市に居住していることがわかった。このような調査結果が発表されている一方、インドでは数週間以内に仮想通貨に関する規制が発表される予定である。

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トレーダーの多くは男性だが、出費が多いのは女性

当然のことながら、他の地域と同様にインドでも女性仮想通貨投資家はかなり少数派である。しかし、インドの女性仮想通貨投資家は、男性よりも仮想通貨投資につぎ込む金額が多いという点で異なっている。

Crypto Newsの報道によるとインド仮想通貨取引所Buyucoin(ブユコイン)が行った調査結果から、インドの男性仮想通貨投資家は平均約70,000ルピーを投資している一方、女性投資家はその2倍の平均約140万ルピー(> 2,000米ドル)以上を投資していることがわかるようだ。これらの調査を実施したチームは、インドの仮想通貨投資家の大部分が住んでいる大都市についての調査を進める中で、このような結果に辿りついたようである。

今回の調査はインド仮想通貨取引所Buyucoin(ブユコイン)が、6万人を超える仮想通貨投資家を対象として今年5月から6月にかけて実施したものである。Buyucoin(ブユコイン)の最高経営責任者かつ共同設立者のShivam Thakralは、これに関して以下のように述べた。「我々は今後の仮想通貨業界を導くような新たなポリシーや戦略を見つけ出すため、詳細な調査を実施したいと考えた。仮想通貨取引所のサービス内容が投資家の行動に影響を与えるという興味深い事実を得ることができた。また特に、インドの女性仮想通貨投資家には今後の可能性を見出すことができた。」

発表されたデータによると、ニューデリー(首都)では仮想通貨投資家が最も多く、インドの仮想通貨投資家の約22.03%がここに住んでいるようだ。またニューデリーには女性トレーダーが多く、男性の91.2%に対して、女性は8.8%であった。インドの金融の拠点であるムンバイの仮想通貨投資家はインド全体の14.41%で、男性が93.4%、女性が6.6%であった。バンガロールの仮想通貨投資家は13.91%で、男性が93.2%、女性が6.8%であった。仮想通貨投資家数はハイデラバードが9.6%、プネーが8.09%、チェンナイが5.94%、アーメダバードが3.81%となった。カルカッタ在住の仮想通貨投資家は全インドのわずか3.23%で今回の調査対象となった大都市の中では最下位となり、男性は95.8%、女性は4.2%であったようだ。全インドの仮想通貨投資家の4分の3は8つの大都市に住んでいるということも判明した。

またインドの投資家が仮想通貨に投資を始める年齢についても興味深い事実がわかった。平均的に男性は30歳で、女性は40歳で仮想通貨投資を始めることがわかった。「仮想通貨を購入したり、取引したりしている女性はほぼ40歳以上だ。このような女性の大部分は、年齢があがり資産にも余裕があって仮想通貨投資に多くの資金を費やせるようだ。」と仮想通貨取引所Buyucoin(ブユコイン)のCEOであるShivam ThakralQuartz誌に説明した。「一方で、男性は若いうちから仮想通貨投資を始める人が多く、平均では30歳のときに開始するようだ。」

数週間以内に新たな規制が発表

このような調査結果が発表されたが、実はインドでは仮想通貨に関する包括的な規制の枠組みが数週間以内に発表される予定だ。new.Bitcoin.comでも報道したように、政府が仮想通貨に関する法律の作成のために任命した委員会の議長は、先日新規制案は7月初旬に発表できる予定だと述べていた。

今までのところインド当局は、仮想通貨に対して否定的な態度をとってきた。金融大臣は仮想通貨はインド国内では正式な通貨として認められないと述べたことに加えて、金融機関が仮想通貨関連企業にサービスを提供することも禁止された。この禁止令はインド準備銀行により出されたもので、75日から施行される。この禁止措置についてはインドの仮想通貨企業の多くが嘆願書を提出しているようだ。最近の報道によると、73日にインド最高裁判所はこれらの嘆願に応じるようである。

[Bitcoin.com からの翻訳]

画像提供:pixabay

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