Google社のセキュリティ担当者が、ビットコイン(Bitcoin/BTC)所有額についてオンライン上で発信するのは危険だと主張

Google社のセキュリティ担当者が、ビットコイン(Bitcoin/BTC)所有額についてオンライン上で発信するのは危険だと主張

Google社の商品管理、Google Identity、アカウントセキュリティ、迷惑メールなどの責任者であるMark Risher氏は、最近、投資家が仮想通貨所有額についてオンライン上で発信しないようにと促した。

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Google社のセキュリティ担当者、オンラインでの仮想通貨所有額の自慢に注意を促す

最近のCNBCのインタビューで、Googleのセキュリティ責任者であるMark Risher氏は、投資家はインターネット上で仮想通貨ポートフォリオを自慢しないように、と警告を発した。Risher氏は、仮想通貨所有額を妬んで、サイバー攻撃者など、悪意のあるユーザーがウォレットを攻撃したという事件が増加していると述べた。同氏は、このような事件の多くは、公開掲示板などで被害者が行った投稿を、悪意のあるユーザーが見つけたことがきっかけで起こっていると主張する。

「サイバー犯罪者らは、政治的に有名な人のように価値の高いターゲットを攻撃する前に、有名でない人を攻撃しているような傾向がある。もしくは、単にビットコイン(Bitcoin/BTC)についてのメッセージボードで、資産を多く所有している人を探している可能性もある。」と彼は主張した。

オンライン攻撃技術の発展

Risher氏は、ソーシャルメディアの発達に伴い、オンライン攻撃方法も高度になり、ターゲットについての情報を従来より詳細に集められるようになってきた、と語る。「従来は『Dear Sir or Madam, I am contacting you to ask you for a favor』などという文言を用いていたが、今では攻撃者はこのような方法以外でターゲットについての情報を多く集めることができる。」と述べているのだ。

今年初め、仮想通貨投資家のユーチューバーがサイバー攻撃の被害者になるという事件が相次いて報告された。Youtubeの「Distentized TV」というチャンネルを運営しているPeter Saddington氏は2017年後半に被害を受けたことを発表し、以下のように述べている。「ユーチューバーとして発信していく上ではかなり注意を払う必要がある。ユーチューバー開始初期には、自分が行った取引内容を公開していた。このような内容を発信するのは、実はよくないと学んだ。」

Saddington氏は、多くのユーチューバーが似たような被害にあっている、と主張する。「『「私の資産がハッキングされたので、回復してほしい。』と依頼できるような銀行はこの仮想通貨業界には存在しないのだ。もしビットコイン(Bitcoin/BTC)を紛失したとしても、それは100%自己責任なのだ。」

[Bitcoin.com からの翻訳]

画像提供:pixabay

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