イーサリアム(Ethereum/ETH)ギャンブルゲームFomo3D、初の300万ドル相当の賞金獲得者

イーサリアム(Ethereum/ETH)ギャンブルゲームFomo3D、初の300万ドル相当の賞金獲得者

Fomo3Dはイーサリアム(Ethereum/ETH)のギャンブルゲームで、悪名高くもあるが、非常に人気がある。ゲームのゴールは24時間のタイマーがゼロになる前に最後の暗号鍵を入手することだ。何ヶ月間もこのゲームに勝利することができる人は出なかったが、ついに賞金を獲得できたユーザーが現れた。このゲームは、実は成功しにくくなるように、暗号鍵へのヒントがどんどん減らされているという。

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ついに勝利者が出現

Fomo3Dはユーザーの欲求を引き出して依存させるので、倫理的な観点で非常に疑わしいゲームだと考えられている。「間違いなく儲かるはずなどないとユーザーはほぼ確信しているはずなのに、Fomo3Dに大量に課金し、ゲームを続けてしまうようになる。」と先月news.Bitcoin.comでは報道した。「他のイーサリアム(Ethereum/ETH)関連のゲームと同様に、ウイルスに感染していない状態では4chans /biz/のメッセージボードがあった。」

仮想通貨領域で権威とされているグループや個人などは、Proof of Weak Handsなどと同様、このようなゲームを非難していた。しかしこのゲームは、ゲーム理論、数学、心理学を生かしてユーザーを惹きつけるような仕組みを作り出していた。ピーク時にはFomo3Dでは1日あたり150,000件のイーサリアム(Ethereum/ETH)トランザクションを行っていることになっており、IDEXをのぞいてもっとも人気のあるdapp(分散型アプリケーション)となっていた。今朝午前2時、このゲームでの勝利者が出たことを示すトランザクションが行われ、賞金は300万円相当の10,469 ETHであったことが判明した。

多額の賞金についての疑問

そして今回、勝者が出たことについて誰もがその勝利への方法について疑問に思っていることだろう。何千人もが失敗したことをどのようにして解決したのか? ただ単に誰もか暗号鍵を入手しなかったから、タイマーがゼロになったのだろうか? 勝者はイーサリアム(Ethereum/ETH)ネットワーク全体を一時的に支配して、他の人がトランザクションにより暗号鍵を入手できないようにした、という噂が流れている。勝者は何らかの形でボットのようなものを利用し、ゲームを制御した可能性があるとも言われている。イーサリアム(Ethereum/ETH)ネットワーク上で一般的に起こりうることではないと言われている。

もしかすると誰かが研究し、勝利者が出た仕組みを導きだすかもしれない。現段階では、勝者がゲームのルールを破っていなかったか、開発チームとの関与がなかったかどうか、が注目されている。10,469 ETHもの賞金が送金されたアカウントはここ12時間程度活発に取引しており、Fomo3Dのゲームへ多額を再課金し、4,236 ETHを150万ドル相当のイーサリアム(Ethereum/ETH)が入金されているアカウントに送金したそうだ。

Fomo3Dゲームの第2ラウンドは依然として続いている。同ゲームでは、ゲームになるべく早く参加した方が賞金を多く受け取れるようになっているため、早期参加のインセンティブが与えられている。このゲームには終わりがないと言えるかもしれない。第2ラウンドの賞金はすでに180万ドルを超えている。このゲームは今回もまた、タイマーがゼロになるまで続けられるだろう。

[Bitcoin.com からの翻訳]

画像提供:pixabay

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