金融ソフトウェア開発企業Intuitは、SMSによるBTC決済の処理で特許を取得したそうだ。また、BraveブラウザはツイートやRedditの投稿に対してBATでの送金を有効にする予定だと発表した。アメリカでは仮想通貨は来年、米国内の投資家のポートフォリオの5%を占めるようになると予測されている。一方タイでは、有名な俳優が仮想通貨詐欺の疑いで逮捕された。
Intuit社、SMSによるBTC決済の処理で特許取得
カリフォルニア州に本拠を置くIntuit社は、8月7日米国特許商標庁から、テキストメッセージ（SMS）によるビットコインコア（Bitcoin Core/BTC）支払い処理に関する特許を付与された。スマートフォンでテキストメッセージを送信してビットコインコア（Bitcoin Core）資金を転送するシステムについての特許申請は2014年に提出されていた。特許についての要約によると、
「この方法では、支払い金額と受取人のモバイルデバイスの識別番号を含むテキストメッセージを受信する過程と、決済サービスによって保持されている支払人の仮想通貨口座の残高と支払いメッセージ内容を照合する過程と、このメッセージに応答して仮想通貨を支払人から受取人の口座に転送する過程が含まれている。」
特許申請から審査結果の発表まで時間がかかったにもかかわらず、この間にもIntuit社は仮想通貨決済サービスの開発を進めていた。同社はすでに決済サービスプロバイダVeem社と提携契約を結び、仮想通貨の国際送受金のための決済システムを構築したと発表した。
ツイートやReddit投稿に対するチップの送金が可能に
TwitchersやYoutubersのような情報発信者と一般ユーザーとの橋渡しを行い、オプトイン広告や仮想通貨決済サービスをサポートしているWebブラウザBraveは、ツイッターやRedditにもサービスを拡張する予定だと発表した。CNET誌での発表によると、Brave社は今年の第四四半期にこの２つのプラットフォームでのサポートを導入するそうだ。
Brave社のトークンBATでチップ送金システムを利用するには、ユーザーはブラウザでの支払いを有効にする必要がある。次に別のBraveユーザーがツイートやRedditでの投稿に価値があると判断した場合、BATでチップを支払うことができる。「このモデルではチップを払うことが可能になる。ユーザーは気に入ったツイートなどの投稿者にBATを支払い、オプションでチップを払ったことをツイートすることができる。Redditユーザーも同様にして使用することができる。」
2019年、仮想通貨は米国内での投資の５％を占めるようになるという見込み
今年はほとんどの仮想通貨で価格が減少傾向にある一方、新たな調査では仮想通貨投資が米国では投資ポートフォリオとして安定した地位を占めるようになってきており、株式、債券、不動産などの従来の投資ポートフォリオは勢力が弱まりつつあると発表された。この調査を行った研究者らは、多くの米国投資家が、一般的に将来性を期待されている仮想通に投資したいと考えていると主張している。
米国CPA協会（AICPA）の依頼により、ハリス・ポール社が行った調査では、2019年に投資を行おうと考えているアメリカ人の予定投資額の5%を仮想通貨が占めているという結果が得られたようだ。また、最近仮想通貨業界で注目を集めているETF（Exchange Traded-Funds）は予定投資額の8%を占めているそうだ。今回の研究では、アメリカの投資家の仮想通貨に関する知識と関心を評価しようという試みがなされた。公開された結果によると、回答者のうちほとんどは仮想通貨についての知識が不足しており、半分以上の質問に答えられない人がほとんどだったという。「仮想通貨は多くの投資かにとっては馴染みの浅いものだ。今回の調査では、アメリカ人の成人のうちほぼ半数（48％）が、ビットコイン（Bitcoin/BTC）、イーサリアム（Ethereum/ETH）、ライトコイン（Litecoin/LTC）に精通していないということが判明した。」と米国CPA協会（AICPA）はコメントしている。
タイ人俳優が仮想通貨投資詐欺の疑いで逮捕
タイの警察は、著名なタイ人俳優Jiratpisit Jaravijit氏を仮想通貨投資詐欺の疑いで逮捕したことを発表した。地元メディアによると、同氏は外国人に797百万バーツ（約2400万米ドル）もの資産を仮想通貨に投資するよう誘惑したそうだ。タイ刑事裁判所は7月に逮捕状を出し、Jiratpisit Jaravijit氏は水曜日に逮捕された。またマネー・ローンダリングへの関与も疑われているそうだ。
犯行の疑いのある容疑者は同氏の他にも６人いるそうだ。法執行当局は、被告人が外国人にビットコイン（Bitcoin/BTC）で送金するよう指示したが、その後詐欺にあったという報告を受けて調査を開始したそうだ。送金された仮想通貨はDragon Coin（ドラゴンコイン）に投資している会社の株式を購入するために利用されるという契約を行っていたそうだ。フィンランド人投資家Aarni Otava Saarimaa氏は2017年6月に容疑者と会見したそうだ。現時点ではタイ人俳優Jiratpisit Jaravijit氏は容疑を否認している。
[Bitcoin.com からの翻訳]
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