中国政府による仮想通貨プロジェクトのランキングは改訂され、2つの項目が追加されたようだ。EOSは30の仮想通貨プロジェクトのうち1位にランクインし、イーサリアム(Ethereum/ETH)は2位に下がり、ビットコイン(Bitcoin/BTC)は17位にまで下がったようだ。
中国政府は30の仮想通貨プロジェクトをランク付け
中国情報産業発展センター(CCID)は、産業情報省(Ministry of Industry and Information Technology)の下で、仮想通貨プロジェクトランキングの最新版を公開した。第2回グローバル・パブリックチェーン・テクノロジー評価指数が、上海サイエンスホールで6月20日に正式に公開された。これでは30の仮想通貨プロジェクトが挙げられているようだ。
先月第1回の評価指数が発表されたが、ここでは28のプロジェクトのみが言及されており、第2回で追加されたEOSとNebulasについては言及されていなかった。
中国情報産業発展センター(CCID)によると、産業情報省(Ministry of Industry and Information Technology)のネットワークを利用して、CCIDパブリックチェーン・テクノロジー評価委員会は、評価指数に変更を加えたそうだ。評価システムは2段階のモデルで、第1回よりも最適化されているようだ。
セキュリティ評価のアルゴリズムが改善され、パブリックチェーン・ノードの展開が容易かどうかという評価指標も追加されました。
一方で、評価システムの全体的な構造は第1回のものから変更されていないようだ。評価基準は依然として仮想通貨の3つの特徴に注目したものである。この3つの特徴とは、「基礎的な技術レベル、アプリケーションの有用性、プロジェクトの革新性」である。仮想通貨を評価する際に典型的な基準として用いられている「流動性、トランザクション量、どの取引所で採用されているか、時価総額」などの要因は特に言及されていない。
1位はEOS、ビットコイン(Bitcoin/BTC)は17位に
EOSは第1回の評価指数では含まれていなかったが、今回は他の29の仮想通貨を抑えて、最上位にランクインした。イーサリアム(Ethereum/ETH)は、先月発表された指標では1位だったが、今回は2位に転落した。ビットコイン(Bitcoin/BTC)は先月の13位から17位まで順位が落ちてしまった。ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)は25位から28位に転落した。
「EOSのメインネットワークは6月10日に稼働開始した。短期的なシステムの停止など事故はあったが、テクノロジーの革新性やソフトウェアの更新の速度などの観点で、この業界の他のパブリック・ブロックチェーンよりも秀でている。一方で、短期的なシステムの停止などがあったので、ネットワークの安定性などには今後も注意しておく必要がある。」と中国情報産業発展センター(CCID)は説明した。
また次のように詳述した。「EOSの評価指数は161.5ポイントで、1位となった。イーサリアム(Ethereum/ETH)は、先月1位であったが、今月は138.4ポイントで2位となった。ビットコイン(Bitcoin/BTC)のパブリックチェーンの評価指数は91.5ポイントで、17位となった。」
中国政府による評価指数が発表された後、EOSフォーラムは27の異なるウォレットアドレスに対して最初の検閲命令をだし、マイナーに「仲裁人による請求の審査を続け、EOSのアカウント名およびパブリックキーに影響を与えるような処理」は拒否するようにと呼びかけた。
[Bitcoin.com からの翻訳]
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