中国の情報産業発展センターは、仮想通貨プロジェクトランキングを発表した。今回のランキング発表は、3回目だ。31のプロジェクトのうち、EOSは変わらずトップを維持し、ビットコイン(Bitcoin/BTC)やビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)は先月のランキングより少し順位が上昇したようだ。
3回目のランキング発表
中国の産業情報省(Ministry of Industry and Information Technology)の下に置かれている情報産業開発センター(The Center for Information Industry Development、CCID)は先週、3回目の仮想通貨プロジェクトランキングを発表した。今回のランキングでは31の仮想通貨プロジェクトが取り上げられていた。
CCDIが初めて発表したランキングでは28のプロジェクトが取り上げられており、翌月にはEOSとNebulasの2のプロジェクトが追加された。今月はさらにもう1つ追加され、ランキングには31のプロジェクトが入った。追加されたのは、Gxchainである。
最新のランキングではEOSが最上位を維持し、2位はイーサリアム(Ethereum/ETH)で、先月から変更はなかった。またNEMも先月と変わらず、最下位のままであった。ビットコイン(Bitcoin/BTC)は17位から16位に変更され、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)は28位から25位に変更された。
4位に登場したGxchainは、ホワイトペーパーによると「ブロックチェーンを利用した分散型データ交換システム」であり、元(中国の通貨)と紐づけられた安定な通貨であるそうだ。このコインは、公式Webサイトによると「異なるプラットフォーム上でリリースされたデータソースを橋渡し」するような通貨として開発されているようだ。
ランキングの決定方法
産業情報省(China Industry Information Technology、CCDI)管轄下のメディアであるChina Electronics News Agency(Cena)によると、CCDIのランキングは「基盤技術、アプロケーション、革新性、という3つの側面についてのパブリックチェーンの包括的な調査・評価」に基づいて作成されているそうだ。
「基盤技術については機能、業績、セキュリティ、分散型か中央集権型か、などについての評価など、パブリックチェーンの技術レベルの評価を行っている。このような基盤技術の面ではEOSが最も高く評価されている。」
「アプリケーションの面では主に、ノードの展開、開発のサポート、アプリケーションの実装など、パブリックチェーンの実用的なアプリケーションとしての側面をどこまで担保できているのかを検証している。このような側面ではイーサリアム(Ethereum/ETH)がもっとも高評価を得ている。」
「革新性に関する評価は、開発者の多さ、コードの更新、コード自体のインパクトなど、パブリックチェーンのオープンソースのプログラム自体に継続的な革新性が見られるかどうかを評価している。」
このように評価方法が詳述されたが、最後にこのように付け加えた。「ビットコイン(Bitcoin/BTC)はグローバルな影響や革新性では最初もっとも高い評価を得ていた。」
[Bitcoin.com からの翻訳]
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