6月9日(土)、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)専用ウォレットElectronic Cash(エレクトロン・キャッシュ)の創設者、Jonald Fyookball(ジョナルド・フィックボール)は、Chainbet(チェインベット)というオンチェーン賭博プロトコルを作成したと発表した。 このプロトコルはわずか255行のコードで構築されており、コインフリップのような賭博(参加者がほぼ同確率で勝利できる賭博)をできるサービスを実現しているようだ。またより複雑な賭博方法をカスタマイズすることも可能だという。
Chainbet(チェインベット):ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)ネットワーク上のトラストレス賭博システム
先週末、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)専用ウォレットElectronic Cash(エレクトロン・キャッシュ)の創設者、Jonald Fyookball(ジョナルド・フィックボール)は、Chainbet(チェインベット)というオンチェーン賭博プロトコルを作成したと発表した。 Github(ギットハブ)のリポジトリを参照すると、今回発表されたプロトコルには以下の2つの特徴があるようだ。「トラストレスの賭博を実現する技術とオンチェーン取引を可能にするメッセージングシステム」である。Jonald Fyookball(ジョナルド・フィックボール)によると現段階では、コインフリップのような選択肢しかないようだが、まもなくより精巧な賭博方法を実現をできるサービスを開始するようだ。
Github(ギットハブ)のリポジトリでは「旧石器時代以来、人類は様々な偶然の出来事に巻き込まれてきたし、今後もそうなるだろう。ブロックチェーン技術を用いることで、人類の活動の公平性、透明性、安全性を高める。トラストレスの賭博メカニズムを提供すれば、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)のユーザー数・取引量増加につながる可能性がある。」と詳述している。
開発者らによると、Chainbet(チェインベット)にはピアレビューが必要
Chainbet(チェインベット)開発者によると、トラストレスなコインフリップの賭けをするためには当事者(ここではアリスとボブとする)は暗証番号を作成する必要があるそうだ。もしこの値の合計が「偶数」の場合はアリスが勝ち、「奇数」の場合はボブの勝ちになる。両者は仮想通貨の暗号化スキームを利用して賭けの際には暗証番号をロックし、終了後お互いの番号を知ることができる。さらにChainbet(チェインベット)ではメッセージングシステムを利用することができ、当事者同士が「インターネットを介したコミュニケーション」をとることができるという。
「Chainbet(チェインベット)にはピアレビューが必要だ。土台となるアイデアに欠陥がある場合は意見を聞きたい。」Jonald Fyookball(ジョナルド・フィックボール)はReddit Forum(レディット・フォーラム)でこのように述べている。「このサービスのアイデアを得られたのは、Reddit(レディット)ユーザーのおかげだ。ある人物がオンチェーン賭博をしてはどうかと発言し、もう1人の人物がその後ゲーム・プラットフォームについて発言した。Chainbet(チェインベット)はこれら2つにインスピレーションを受け、開発された。」
ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)支持者の多くはChainbet(チェインベット)のアイデアも支持しているようで、Jonald Fyookball(ジョナルド・フィックボール)にインスピレーションを与えてもいるようだ。Github(ギットハブ)のリポジトリではこのシステムがどのように機能し、混乱を避けられるような構造になっているのか、詳しい説明がなされているようだ。さらにJonald Fyookball(ジョナルド・フィックボール)は、ユーザーが効率的かつ安全に利用できるようにいくつかの考慮事項を追加したようだ。
[Bitcoin.com からの翻訳]
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