Bitcoin Diamond(ビットコインダイヤモンド)は、2017年にBitcoin(ビットコイン)から3度目のハードフォーク(分岐)によって発行されました。
ビットコインの問題点を解決するために開発された仮想通貨です。分岐時に1BTCに対して10BCDが付与されました。
通貨単位は「BCD」で表記されます。
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Bitcoin Diamond(ビットコインダイヤモンド)の特徴
ビットコインダイヤモンドは、「プライバシーの保護」「トランザクションのスピード向上」「新規参入ハードルを下げる」ことを目的としています。
プライバシー保護
ビットコインでは、誰でもすべての取引を確認することができるようになっており、取引額や残高まで追跡が可能です。
ビットコインダイヤモンドは、取引金額を暗号化することで匿名性や機密性を向上させています。
匿名性を実現する仮想通貨は他に、DASH(ダッシュ)や、Monero(モネロ)があります。
トランザクション(取引)のスピード向上
ブロックサイズを8MBに拡大したことでトランザクションの数が増え、送金の遅延や送金手数料の高騰などのスケーラビリティ問題の解決に繋がっています。
また、トランザクションの速さはビットコインよりも約5倍の速さで処理が可能といわれています。
新規参入ハードルを下げる
ビットコインダイヤモンドの最大発行枚数は、2億1千万枚です。これはビットコインの2100万枚のおよそ10倍となります。
ビットコインダイヤモンドは「ブロックチェーン技術の普及が目的」であることから、通貨供給量を多くすることで価格を下げ、一般の人々が新規参入するハードルを下げました。市場の流通量が増えることで活性化していく可能性もあります。