ビットコイン(Bitcoin/BTC)価格:楽観的なウォールストリートの予測とFundstrat社の悲観的予測

ビットコイン(Bitcoin/BTC)価格:楽観的なウォールストリートの予測とFundstrat社の悲観的予測

ツイッターでの調査結果から仮想通貨の今後について予測するとビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格はこれから減少すると考えられるようだが、ウォールストリートの機関投資家はまだ将来性があると考えているようだ。この調査はFundstrat社により実施され、25のウォールストリートの機関投資家の意見と、ツイッターでの9500件のツイートの分析結果を比べたそうだ。

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Fundstrat社:ウォールストリートは楽観視する一方、エコシステム全体ではビットコイン(Bitcoin/BTC)に対する期待は薄い

今年の9月、Fundstrat社は機関投資家やウォールストリートの投資家とツイッターのデータを比較し、分析を行なった。ツイッターの分析ではより多様な意見を収集することができたと考えられている。必ずしも科学的ではなく、様々な解釈の方法があるデータだが、少なくとも今後を予測する手助けにはなるだろう。

この業界に最も精通している会社の行った調査の結果として注目すべきは、ウォールストリートの投資家はツイッターで意見を述べている人々よりも楽観的だということだ。Fundstrat社によると、ウォールストリートの投資家の回答者のうち、54%はビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格はこれから上がるだろうと予測した。しかし仮想通貨に関するツイートでは、9000以上の回答が得られ、44%が同様の予測を行った。つまりツイッターで集められたデータの方が悲観的だったということだ。

中央銀行と市場、将来の仮想通貨経済へのマクロ的影響は?

機関投資家向けの調査では25の機関が10項目の質問に答え、ツイッターの調査では9500の回答者が6つの項目に答えた。さらに、中央銀行と市場がどのような「マクロ要因」を持ちうるかということについても調査が行われた。機関投資家は、ツイッターなどの世論よりも、政治的な動きの方が影響しうるという意見を持っていた。

オルタナティブトークンのリップル(Ripple/XRP)についての見解も注目すべき結果がでた。数十の種類の仮想通貨のうち、最も期待しているものを選ぶという項目では、約6割の機関がビットコイン(Bitcoin/BTC)を選んだ。一方ツイッターでの調査では、リップル(Ripple/XRP)を選んだ人が46%も存在した。興味深いことに、リップル(Ripple/XRP)は期待すべき仮想通貨として選ばれているものの、31%の人が「理論上は仮想通貨とは言えない」と回答していた。またリップル(Ripple/XRP)を選んだ機関は一つもなかった。

[Bitcoin.com からの翻訳]

画像提供:(pixabay)

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