Augur(オーガー)とは?仮想通貨初心者のための入門編-基礎知識

Augur(オーガー)とは?仮想通貨初心者のための入門編-基礎知識

 

Augur(オーガー)は、分散型予測市場プラットフォームで、2016年に運用が開始されました。イーサリアムのスマートコントラクトを応用しています。

「Augur」はプロジェクトの名称で、通貨の正式な名称はReputation(評判という意味)です。
通貨単位は「REP」で表記されます。

 

 
 
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Augur(オーガー)の特徴

Augur(オーガー)は、ギャンブルなどの未来予測市場において、運営元(胴元・仲介者)の存在を無くすことで、運営元に徴収されていた仲介料を参加者に還元するという目的を持っています。

「REP」が通貨として使われ、ギャンブルと同じく予測が当たれば報酬を受け取り、外れたら没収されます。さらに、予測の結果を報告することでREPを獲得することができます。

 

誰でもイベント(賭け事)を作成できる

Augur(オーガー)は、ネットワーク参加者ならREPを支払えば誰でも自由にイベントを作成することができます。

イベントにはAugur(オーガー)が作成したアドレスにbitcoin(BTC)やEthereum(ETH)を送金することで参加できます。預けたコインはコントラクト(契約)で守られ、第3者が勝手に引き出したり、移動させることはできません。

スマートコントラクトを利用したAugurの分散型ソフトウェアは、「未来予測」の予想に関する取り決め事(ルール)とその記録、オッズの算出から配当、予測内容の事実認定、掛け金の管理などをすべてブロックチェーンで自動で行ないます。
運営元が仲介しないため不正な操作が行われることもなく、公平でオープンなギャンブルを提供することができます。

 

群衆の知恵と「レポーター」

Augur(オーガー)は、“多くの人々の予測意見を収集し集約することで、専門家の予測よりもずっと高い精度の結果が得られる”という「群衆の知恵」理論(簡単に言うと多数決)に基づいて、「レポーター」と呼ばれる存在がイベントの事実認定を行います。

レポーター

レポーターはデポジットを積んで認定作業を行います。
レポーターの大多数が報告した事実=正しい情報となり、正しい事実を認定すれば報酬としてREPがもらえ、間違った情報(少数派の報告)を認定すればデポジットが没収される仕組みです。

報酬をもらうためには、常に正しい報告をして多数派になる必要があります。正しい結果報告をすればレポーターの評価は上がり、評価ポイントの高いレポーターは自分で立ち上げられるイベントの数が増えて、より多くの手数料が稼げる仕組みになっています。

不正を行おうとする人がいても、かなり多くの人と共謀しない限り不正は起こせないようになっています。レポーターは自分の不利益にならないようにする(REPを失わない)ために、正しい報告をせざるを得なくなります。

 

 

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