カルダノエイダコイン(ADA)は、元々オンラインゲームCARDANO(カルダノ)で使用されるために作られました。
CARDANO(カルダノ)とは、分散型ブロックチェーンを利用したオンラインカジノやゲームを扱うプラットフォームのことをいいます。
カルダノ内でエイダコインを使い、オンラインカジノやゲームなどに使われます。
通貨単位は「ADA」(エイダ)で表記されます。
カルダノの特徴
透明性や公正性を確保
オンラインゲームやオンラインカジノでは、不正による勝敗のコントロールが日常的に行われていて、プレイヤーはそれに気付かずに不公平なゲーム環境でプレイさせられています。不正が見抜けないことから、市場そのものの普及も進んでいません。
なぜ不正が行われているかというと、運営側が損をしないように操作されているからです。
カルダノではスマートコントラクトやオラクルといった不正ができないブロックチェーン技術を活用して、不正ができない、公正で公平な環境を提供します。
もし不正をした場合ブロックチェーン上に記録が残り、不正が明らかになってしまいます。
個人情報の登録不要
従来のオンラインカジノはプレイをするためにアカウントの作成が必要で、その際個人情報を入力しなければなりません。
その中には実際に普段利用している銀行口座の入力が必須で、個人情報が漏えいした場合の二次被害や三次被害などのリスクが付きまといます。
ですがカルダノでは、ADAコインを保有していれば個人情報入力の必要が無いため、リスクを回避することができます。
また、プラットフォームの利用手数料や国際送金等の多額の振込手数料などもほぼ必要が無く、今までのオンラインカジノよりも気軽に安心して参加することが可能です。個人情報の登録は不要ですが、ADAコインのアドレス管理は自己責任です。ご注意を。
自由にゲームの開発が可能
最初にも述べましたが、カルダノは、分散型ブロックチェーンを利用したオンラインカジノやゲームを扱うプラットフォームです。
SDK(Software Development Kit)と呼ばれるソフトウエア開発キットを使い、カルダノ上で誰でも自由にゲームの開発をし提供することが可能となっています。
独自のブロックチェーン
スマートコントラクトを活用したオンラインカジノプラットフォームは、カルダノ以外にも存在します。それらはイーサリアムをベースに開発されていますが、カルダノは他の仮想通貨をベースにしていない独自のブロックチェーンです。
透明性や公正性を確保し個人情報の入力が必要の無いカルダノで、企業や個人でのゲーム開発と提供が増えていけば、ADAコインも大きな価値を持つようになるかもしれません。
ADAコインの今後の動き
日本のATMでもADAコインの引き出しが可能になる予定
海外ではすでにATMでADAコインを引き出せるところがあります。日本でもADAコインを引き出せるようになる予定です。初めは5か所のATMから開始され、1年以内に25か所のATMでの取り扱いが検討されています。
Cardanoデビットカードを利用して支払いが可能になる
Cardanoデビットカードの公開が予定されています。これを利用することで、他の通貨と同じようにADAコインでの支払いができるようになります。
カードを申請し取得したユーザーは、ダイダロスウォレットからCardanoデビットカードにADAコインを送ることができます。資金はユーザーが選択した通貨に自動的に両替され、デビットカードを利用してオンラインショップや店頭でADAコインで支払うことが可能です。
さらに、cardanoデビットカードをアプリと連携させることで、ADAコイン の残額や取引履歴を確認することができる予定です。
不動産決済での活用
JITホールディングスは2018年3月からADAコインでの不動産決済サービスを開始しました。
仮想通貨で不動産決済を行うメリットは、
・送金が365日可能でスムーズであること
・節税効果があること
・海外不動産購入時の送金手数料が安いこと
が挙げられます。
カルダノの理念と目標
カルダノは、運営と管理をカルダノ財団(Cardano Fundation)、技術開発はIOHKが行っています。
「30億人の財布」
カルダノは「30億人の財布」を目標として掲げています。
30億人とは、世界中で国家によって身分が保証されていない人達のことを指します。これらの人々は銀行口座を持つことができません。
その人達が使用することのできる財布を作る事で、彼らが自分の資産を守り、自由に貯蓄することができるようにする、というのがカルダノの壮大な目標です。
「第3世代の暗号通貨」
カルダノの技術的目標は、現状発行されている仮想通貨の欠点をすべて補い、スケーラビリティ・相互運用性・持続可能性に優れた仮想通貨の作成です。
ビットコインなどを第1世代、イーサリアムなどを第2世代と位置づけ、ADAコインを「第3世代の暗号通貨」と位置付けています。