「アメリカ人は仮想通貨に対してどのような感情を抱いているのか?」というタイトルの最近行われたある調査では、約70%のアメリカ人が「仮想通貨に関しては不安な要素がある」と回答したそうだ。この調査を行ったのはClovr社で、1000人以上のアメリカ人を対象に実施されたようだ。「仮想通貨に対する感情を理解するには、その感情が単なるバーチャル通貨に圧倒されて、興奮/恐怖を覚えているのかどうかを分析すること」が大切だとも提唱している。Amazon社のMechanical Turkというツールを利用して行われたこの調査では18歳から90歳までの人が対象になっており、平均年齢は36歳だったそうだ。
アメリカ人は仮想通貨をどう思っているのか?
最近行われた調査では、少なくとも90%の成人が仮想通貨についての知識を持っていることが明らかになった。この90%のうち、「75%は仮想通貨というものについて知っている」と回答し、残りの20%以上が「『なんとなく』どのようなものか知っている」と答えたと研究チームは発表した。また、4割が仮想通貨についての詳細な説明はしたくないと答えたそうだ。
「回答者の約70%が仮想通貨について『不安』を抱えていたとClovr社は述べている。最近では仮想通貨市場の勢いが落ちていることもあって、なかなか愛好家が増えない状況にあることは確かだと言えるだろう。
ミレニアル世代で都市に住む、75000ドル以上の収入の男性は、仮想通貨投資を検討中
「仮想通貨が高騰するとして、ビットコイン(Bitcoin/BTC)の流行や、そのあとのライトコイン(Litecoin/LTC)・リップル(Ripple/XRP)などの流行に乗ることができれば、大金を得られるのだろうか」というような夢を見ることは別に珍しいことではないだろう。もちろん仮想通貨投資のリスクは、多くの場合かなり投資の障壁になっていると結論づけられたようだ。
また、4割の人が、「ほかの人も投資しているなら仮想通貨投資してみたい」と答えたそうだ。さらにアメリカ人の約3分の1がすでに仮想通貨に投資しているそうだ。ビットコイン(Bitcoin/BTC)ファンはこの業界の専門家は、仮想通貨投資家には様々な人々がいると考えているようだが、今回の調査では「男性投資家は女性投資家約2倍の43%存在する。」ことが明らかになったそうだ。
仮想通貨投資家の約半数が、毎年75000ドルから99999ドルの投資を行い、25000ドル以下の投資を行っている人々は半額程度しか収入を得られていないようだった。ミレニアル世代は「ほかの世代よりも仮想通貨に投資している人が2倍ほど多い」と調査の報告書では述べられている。また農村部に比べて都市部の人々は2倍、仮想通貨に興味を持っているようだ。
研究では、「アメリカ人は仮想通貨とその役割についての意見で、2分されているようだ。多くの人々が仮想通貨について知っているつもりになっているが、他の人に説明できるかどうか尋ねた頃、快諾する人は少なかった。つまり表面的な理解にとどまっていたということだ。ビジネスやマーケティング担当者にとって、このような洞察や統計結果は非常に役に立つ。企業が、仮想通貨業界に興味を傾ける人の数を増やすような戦略を立てられるようになるのだ。もしかすると、まだ興味を示していない人々にアプローチすることで、新たな顧客層を得ることも可能かもしれない。」
[Bitcoin.com からの翻訳]
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