インドで仮想通貨ATM30台が新規導入、UnocoinはRBIの禁止令への解決策を発表

インドで仮想通貨ATM30台が新規導入、UnocoinはRBIの禁止令への解決策を発表

インドで人気の仮想通貨取引所Unocoinは仮想通貨ATMを導入することを発表した。CEOのSathvik Vishwanathはnews.Bitcoin.comに対して、インド国内3都市で30台の仮想通貨ATMを導入する予定だと明らかにした。「銀行での30台のATMで預金・引き出しを行うことができる」と同氏は説明している。

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3都市で30台の仮想通貨ATM

Unicoinは仮想通貨ATMの導入を正式に発表した。先週、SNSで仮想通貨ATMの写真が流れたことを受けて、仮想通貨ATMのプロジェクトが進行中であることを明らかにした。UnocoinのCEOであるSathvik Vishwanath氏は日曜日、news.Bitcoin.comに対して以下のような語った。

「最初のATMでバンガロールで明日から運営を開始する。第1段階としては30台のATMを導入する予定だ。バンガロールの次はムンバイ、ニューデリーを予定している。」

同社はUnocoinユーザーと仮想通貨取引プラットフォームUnodaxは全員ATMで預金・引き出しをできるようになると説明した。「ユーザーが利用可能な1回の取引額や1日当たりの上限回数は、ある程度の基準で設けられている。」と明らかにした。1回の取引あたりの預金・引き出しは1回1000ルピー以上で、500ルピーごとでの指定が可能だ。

Vishwanath氏は「UnocoinやUnodaxで利用できる仮想通貨は、全てATMを通じての預金が可能だ。ATMで購入可能な仮想通貨は30種類以上ある。」と強調した。

Unocoinは2013年に創設され、バンガロールを拠点とした仮想通貨取引所である。現在正規従業員は120人以上いるそうだ。顧客は130万人以上存在し、20億ルピー相当以上の取引サービスを行ってきたという。

RBIの禁止令への解決策

インドの中央銀行RBIは4月に、管轄下の銀行に対して仮想通貨ビジネスに対するサービス提供を禁止するという声明を発表した。これは7月に施行され、インド国内の全ての仮想通貨取引所は法定通貨ルピーの預金・引き出しサービスを停止せざるを得なかった。Unocoinは法定通貨のサポートの停止について7月13日に発表した。同社はそれ以来、顧客にルピーの預金・引き出しサービスをどのように提供すればよいか、解決策を模索してきた。

Vishwanath氏はnews.Bitcoin.comに対して、「ATMにより、銀行とのパートナーシップが不要になった。この機械を使うことで、現金を適切に扱うことができる」と説明した。

[Bitcoin.com からの翻訳]
画像提供:(pixabay)

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