インドの仮想通貨取引所Belfrics(ベルフリックス)は、銀行が取引所に決済システムの提供を停止した影響で今年初めサービスを停止していたが、先日サービスを再開したようだ。また仮想通貨取引所Belfrics(ベルフリックス)は今回4つの仮想通貨を取引可能な通貨として追加し、また半年以内にさらに20種類の仮想通貨を追加すると発表した。
仮想通貨取引所Belfric(ベルフリックス)はインドで取引サービス再開
「インドで最も急速な成長を遂げた仮想通貨取引およびブロックチェーン開発プラットフォーム」である仮想通貨取引所Belfric(ベルフリックス)は、火曜日にインドでサービスを再開したと発表した。取引所Belfric(ベルフリックス)は、プラットフォーム上で利用可能な通貨に、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)、イーサリアム(Ethereum/ETH)、リップル(Ripple/XRP)、ライトコイン(Litecoin/LTC)の4種類の仮想通貨を追加した。また同社はさらに今後半年以内に20種類の仮想通貨の取引を開始するということを発表した。
Belfrics GroupのCOO Jabeer KM氏は「仮想通貨取引に関して、インドは重要な位置を占めている。これら4種類の仮想通貨を追加することで、2018年12月までに少なくとも250万人以上のトレーダーがBelfrics(ベルフリックス)のプラットフォームに新規で参入すると見込んでいる。」と述べている。
銀行やインド準備銀行(RBI)との問題
Inc42社によるとBelfrics(ベルフリックス)は、今年1月初旬にインドで銀行が仮想通貨取引所に対する決済システムの提供を停止した際に、サービスを停止していた。Belfrics Groupの創業者兼CEOであるPraveenkumar Vijayakumar氏は当時、「インドでの決済サービスプロバイダの多くが仮想通貨取引所へのサービス提供を停止した。」とInc42に説明していた。
今年4月にインド準備銀行(RBI)は、インド国内の銀行や金融機関が仮想通貨関連企業にサービスを提供することを禁止すると発表した。「このような決定を下す前に業界関係者への相談・連絡などは全くなく、世論調査や公開討論なども実施されなかった。またインド準備銀行(RBI)による所見は未公開のままである。」とBelfrics(ベルフリックス)社CEOはインドの地元メディアに説明したようだ。最近、インド準備銀行(RBI)は4月に発行された禁止令は適切な調査に基づいたものではなかったと認めた。
インド準備銀行(RBI)による禁止令についてJabeer KM氏は火曜日の発表で以下のように述べていた。「我々はインド準備銀行(RBI)が仮想通貨取引やデジタル通貨に関して権限を持っているのは理解しているつもりである。しかし、我々としてはインド準備銀行(RBI)がこの業界に関してRBIなりの規定を打ち立てるであろうと期待している。我々は現在、仮想通貨取引がインドで法的に認められた際に、Belfrics Groupがインドの消費者に様々な選択肢を提供できるように準備している。」
インド準備銀行(RBI)による禁止令が発表されてから、仮想通貨業界はインド最高裁判所に訴え、この禁止令に異議を唱えている。最高裁判所は7月20日にこの訴えに応じると発表していたが、それよりも早い7月3日に予定は変更されたようだ。インド準備銀行(RBI)による禁止令は7月5日に施行される予定である。一方で政府は来月中旬に仮想通貨に関する規制を発行する予定である。
[Bitcoin.com からの翻訳]
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