技術系最大手企業Appleは最近App Store内で提供される仮想通貨アプリに関するポリシーを改訂した。新ポリシーは従来のものよりやや厳しいようで、仮想通貨ウォレット、仮想通貨取引所、ICOを実施するプラットフォームに適用されるようだ。
App Store、仮想通貨アプリに関するルール改訂
App Storeは人気のあるアプリのプラットフォームで、783,000以上のゲームアプリと230万以上のその他のアプリを提供している。最近、AppleではApp Store上でダウンロードできる仮想通貨アプリに関するガイドラインに変更を加えた。
最近では「デベロッパーズ・ユニオン」が話題になったが、「デベロッパーズ・ユニオン」では多数のソフトウェア開発者が無料のアプリをApp Store上で公開できるように要請し、Appleはこの動向に対応することになった。
今回できた規則では、ウォレット、ICO、取引所、クラウドマイニングプラットフォームは記載された基準に従わなければならないようだ。iPhoneのチップセットを利用したマイニングアプリは厳しく規制されており、クラウドマイニングのようにiPhoneとは別のデバイスを利用している場合のみ、利用lを許可されている。
「公式Walletアプリにより、仮想通貨の利用が容易になる可能性がある」と、Appleの改定後のルールには記載されている。また以下のようにも書かれている。「公式取引所アプリにより、その取引所で登録された仮想通貨の取引が盛んになる可能性がある。」「イニシャルコイン・オファリング(ICO)、仮想通貨先物取引、およびその他の仮想通貨または準仮想通貨取引を促進するICOアプリは、既存の銀行、証券会社、先物手数料商人(「FCM」)、その他の承認された金融機関から提供される必要があり、すべての法律を遵守していなければならない。」
Appleは仮想通貨アプリに厳しい姿勢を貫く
今回のポリシーの改訂は5回目だが、これによりすでにApp Storeで提供されているアプリの一部が影響を受ける可能性がある。このガイドラインでは、タスクを完了するための通貨を提供するアプリケーションは禁止されている。
「仮想通貨アプリで他のアプリのダウンロード、他のユーザーへのダウンロードの促進、ソーシャルネットワークへの投稿など、タスクを完了するための通貨を提供することは禁止する」と強調されている。
仮想通貨に関するApp Storeのルールは、Google Playのような他のアプリプラットフォームよりはるかに厳しいことで有名だ。4年前、Apple社はビットコイン(Bitcoin/BTC)関連のアプリをすべて削除した。2年前にダッシュ(DASH)などの仮想通貨をアプリから取り除くように様々な企業に支持した際は、アルトコインの導入を強く拒否した。今日では、多くの仮想通貨アプリがあり、毎日のように種類が増えているが、新ポリシーにより、App Storeですでに公開されている一部のアプリや、今後公開予定の仮想通貨アプリに影響がでる可能性がある。
[Bitcoin.com からの翻訳]
画像提供:(pixabay)