ノルウェーに本社を置くオペラ社(NASDAQ:OPRA)のwebブラウザは3億2300万人が使用している。同社は、最近リリースされたモバイル仮想通貨ウォレットにデスクトップブラウザを公開することに決めた。 開発者は、これは「Android用Operaの仮想通貨ウォレットに対する仮想通貨コミュニティとユーザーの圧倒的な肯定的反応」のためだと述べている。
PCブラウザから仮想通貨ウォレットを開く
ノルウェーのブラウザメーカーは、デスクトップウォレットの公開は、ユーザーにとって2つの主な問題に取り組むために設計されていると説明している。
1つめは、Operaユーザーは、PCブラウザに拡張機能をインストールして設定する必要がなくなる。モバイルウォレットへのアクセスを許可するQRコードをスキャンして、ブラウザをウォレット対応のモバイルアプリに接続する。
2つめは、長いパスフレーズを使用しなくてもよい。電話機の安全なシステムロックを使用してキーを保管し、指紋で取引に署名できる。そして資産を管理するキーは、ユーザーの電話機にのみ保存されたままになる。
「暗号化ウォレットをブラウザに直接追加することで、複雑な拡張機能やアプリケーションの必要がなくなった」とOpera Cryptoの製品責任者Charles Hamel(チャールズ・ハメル)氏は述べている。
「PCブラウザを公開して暗号化することは、仮想通貨とWeb 3.0の主流化に向けて、Operaの第2のステップとなる」
暗号通貨の融合をメインストリームに
7月にプライベートベータ版でリリースした時に報告したように、現在のバージョンのアプリケーションはETH、ERC-20トークン、ERC-721のコレクティブ(ユーザーに自動的に提示する)のみをサポートしている。しかしながら開発者は将来的に、追加の仮想通貨のサポートも加える予定だ。
デスクトップ・ブラウザを仮想通貨ウォレットにするという決断は、より要求の厳しいユーザーに焦点を当て内臓機能を備えた、同社の長期的な戦略の一環である。
「Operaでは、技術革新の最前線にいるよう努力している。我々の次の目標は、暗号通貨融合の主流を作ることだ。我々は、ブロックチェーン技術は明日のウェブを変革し、今後数年で大きく変わると確信している」とEVP BrowsersのKrystian Kolondra氏は述べている。
[Bitcoin.com からの翻訳]
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