オランダの高校入学試験、ビットコイン(Bitcoin/BTC)関連問題を出題
最近行われたオランダの高校入学試験(OVW試験)では、ビットコインに関する数学の質問が含まれていた。約20万人の高校進学を希望するオランダ人生徒がOVW試験を受験したと推定されている。数学の試験では、ビットコインをテーマにした問いが5つ含まれていたようだ。
Redditで出回っている試験問題の大まかな翻訳によれば、以下のような導入文が書かれていたようだ。
「Bitcoinは、オンラインでしか存在しないデジタル通貨である。 2009年1月1日から存在し、ウェブストアやその他のオンラインサービスの支払い方法として使用することができる。 Bitcoinは、法定通貨のように、中央銀行によって作られたものではなく、コンピュータにある特定の数学的問題を解かせることによって作成される。この仕組みは以下のように機能する。コンピュータさえ持っていれば、あるソフトウェアを利用して誰でもこのような数学的問題を解くことができる。問題を解くことができれば、新しく作成された25ビットコインを報酬として受け取る。 2014年当時このような問題は1問あたり10分で解くことができたので、10分ごとに25個の新しいビットコインが作成された。 1月1日には、およそ1220万のビットコインがあった。」
このような文章を読んだ後で生徒は5つの問題に答えた。「ビットコインの総額が1800万を超える年を計算する」、「報酬が1ビットコイン未満になる年を計算する」、「ビットコインの最大供給量を決める」などの問いが含まれていた。また、上記の問題を解くために使用された式に関して追加の問題もあったようだ。
仮想通貨に柔軟な対応をみせるオランダ
この試験は、オランダの一部の機関で仮想通貨に関心が高まっていることを受けて出題された。今年3月にアムステルダム裁判所は、ビットコイン(Bitcoin/BTC)マイニングに関する不完全な契約についての返済を求める個人の訴訟の際、ビットコイン(Bitcoin/BTC)は「資産の性質」を有すると判断した。裁判所は「ビットコイン(Bitcoin/BTC)は価値を象徴し、また譲渡することができるの資産と資産としての性質を示す。したがって、ビットコイン(Bitcoin/BTC)での決済請求は、検証の対象となる。」と判断したのだ。
今月初め、オランダブロックチェーン連合大使ロブ・ヴァン・ギジェル氏は、オランダの経済省に委託されたブロックチェーンの研究課題を発表した。同省は、オランダにおけるブロックチェーン技術が持ち得る法的、経済的、倫理的な影響を分析する指定委員会、TopTeam ICTを形成した。
[Bitcoin.com からの翻訳]
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