Bing検索エンジン、仮想通貨広告を禁止

Bing検索エンジン、仮想通貨広告を禁止

MicrosoftBing検索エンジン担当のMelissa Alsoszatai-Petheo(メリッサ・アルソサタイ・ペチェオ)は、すべての仮想通貨広告を禁止すると発表した。Google(グーグル)Facebook(フェイスブック)Twitter(ツイッター)などのマーケットリーダーが、仮想通貨広告を厳しく制限したり全面的に禁止したりしているが、Microsoft(マイクロソフト)もこの流れに続いたことになる。

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MicrosoftBing検索エンジンが仮想通貨広告を禁止

Bing(ビング)検索エンジンの広告ポリシー担当者、Melissa Alsoszatai-Petheo(メリッサ・アルソサタイ・ペチェオ)氏は、Microsoft(マイクロソフト)Bing(ビング)検索エンジン広告ポリシーに新たな項目を付け加えた。Bing Ads to Disallow Cryptocurrency AdvertisingBing検索エンジンでは仮想通貨広告を禁止)という項目である。Alsoszatai-Petheo(メリッサ・アルソサタイ・ペチェオ)

は「我々は常にBing(ビング)ユーザーとデジタル広告主関係者に、安全で魅力的なサービスを確実に提供するためにポリシーを吟味している。仮想通貨と仮想通貨関連商品はまだ法的規制が不完全で、悪質なユーザーがハッキングしたり、他のユーザーを詐欺に巻き込んだりする可能性がある。仮想通貨広告によって、ユーザーがリスクに晒される可能性が高まるのだ。」と述べている。

検索エンジンの利用は、Google(グーグル)が全世界で60%以上を占めている。Bing(ビング)検索は占有率が劣るとはいえ検索エンジン規模では2位である。Google(グーグル)2018年初め、CFD製品の定義も含めた仮想通貨関連事項について、禁止事項を詳細に発表した。そしてまもなく1月末にFacebook(フェイスブック)は「誤解を招くような宣伝手法が頻繁に用いられる金融商品や金融サービスは、広告を禁止する。バイナリーオプション、ICO、仮想通貨などである。」と発表した。Twitter(ツイッター)もわずか2ヶ月後に、ICOやトークンセールなどの広告を厳しく禁止するという広告ポリシーを発表した。

ユーザーの保護が目的

Bing(ビング)のポリシーでは「ユーザーがこのようなリスクに晒されることを防ぐため、仮想通貨や仮想通貨関連商品、バイナリーオプションの広告を禁止することに決定した。Bing(ビング)ではこのポリシーの変更点を6月下旬から7月上旬にかけて適用開始する。」とも述べられている。

今回の発表以前にも、2017年内から「スキャム」が問題になっていたようである。Bing(ビング)の年次報告書では以下のように述べられている。「悪意のあるユーザーによる『スキャム』は世界中で使用されており、2017年は2500万件の広告を掲載拒否した。」と書かれている。「昨年、広告を3000万、ウェブサイトを20,000、悪意のあるユーザーを43,500人、削除した」ようである。

[Bitcoin.com からの翻訳]

画像提供:pixabay

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